こんにちは。
昨日は雨模様かと思いきやとても暑い日になりまして
農業体験日和な一日。
豊田市の自然豊かな場所で
外国人の皆さんと農業体験をさせてもらいに
行ってきました。
キッカケは、岡崎に住む素敵な女性が
世界に大切な人が増えて、その人たちの幸せを願えたら
きっと世界は平和になるって言ってて。
ボルネオ島のティウロンという村に18年間毎年通い続けて
植林活動をされている人です。
勿論自費で、ボランティア。仕事ではありません。
だけど、そこで得られるものが、お金には代えられないかけがえのないものだから
活動が続けていられるそうです。
自分のことしか考えられなくて
人のために動いたら見返りを求めたくなる私の性格が
恥ずかしくなるんだけど。
そんな女性が主催する会だから
きっと温かい会なのだろうと想像して娘と参加しました。

これはカブやごぼうの種を植えるための説明。
みんなで手分けして種まき作業。
サツマイモほりも計画してたけど
まだ収穫するには早かったみたいで、残念。
お昼はネパール人の女性が作ってくれたネパールカレー。
子供達も食べるからと、辛さを抑えてカレールゥも使って
作ってくれたみたいです。

これを作ってくれたのは、フィジーやネパールから
家政実習に来ていた女性。
家政科なんで、現地のほうが発達してるんじゃないかって
思っていたけど(手仕事とか料理とかね)
ミシンを使った服とか、和食とか
ちゃんと効率よく作れて仕事になる事を身につけに来てるのでした。
日本で言われる女性の自立とは格が違うなって
自分の甘さを突き付けられた感じ。
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その後は研修生とダンスしたり、鬼ごっこしたり、
彼らの国の国旗の由来とか意味とか教えてもらったり。
普段とは違う刺激を受けることが出来ました。
あと、オイスカの歴史も垣間見られました。
オイスカは日本だけにあるのかと思ったら、
50年の歴史をかけて発展途上国にも拠点を置いて
活動をされているそう。
ネパール、カンボジア、フィリピン、インドネシア、、、
それらの発展途上国にある研修センターは
今はもう現地の人が切り盛りされてるんだって。
昔は日本人が開拓したけど、信用されて
現地の人にも愛される施設になって、
それで現地の人が引き継いでくれてる。
なんかね、感動したよ。
生活のために仕事をしなきゃいけないけど自国には生活費を稼げるだけの
仕事がなかったり、学校に行けないから学べなくて
仕事が覚えられなかったり。
家族、特に親に何かあると、学校よりも家の仕事を手伝うのが
当たり前なんだって。
そんな経済的な事とか教育の質を上げるっていう問題が今も沢山あって
カンボジアの人は、海外に出稼ぎに出るのは当たり前みたいだし、家族がバラバラに暮らすのは普通のことだって聞きました。
20代過ぎの男の子が、親元はなれて異国の地で労働し、稼いだお金を送金するんだよね。
日本ではあまり考えられない事なんじゃないかな。
勉強できることも、親がお金を出してくれて生活しながら遊べることも、当たり前の日本では、
子供が勉強しないと悩み、心が病んでしまったと悩む。誤解を招いてしまいそうだけれども、ある意味贅沢病なのかもしれないね。だって、生きるか死ぬかの時に、何のために仕事するのか??なんて考えないし、どんな仕事をすればいいのかとか考えないもんね。目の前にある収入になる、困った人を助けられる仕事なら何でもやるよね。
シンプルにそれだけのこと。
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ちょっと毒舌になってしまったけど。
東南アジアの人々は、2か月間みっちり語学実習して、日本語をしゃべれるようになってから実技を身につける実習に入っていくみたいです。
一生懸命日本語で交流しようとしてくれた姿はすごく勇気をもらいましたし、一生懸命聞き取ろうとしたし、私も伝えようとしました。
中2の娘と参加したんだけど、
娘にはどんなふうに映ったかな。
贅沢だと言われようが、なんと言われようが、
今の日本は生きづらく、息苦しく、息が詰まる思いがするんだろう彼女。だけど、それが当たり前ではない国に生まれた人を見て、なにか感じるものがあったら、とてもうれしく思いました。